時は1920年代、ところはポーランドで、ポーランド人、ドイツ人、ロシア人、ユダヤ人などが混在する港町ダンツィヒ(現グダニスク)。3歳の誕生日を迎えた少年オスカルは、母アグネスからブリキの太鼓を買い与えられる。アグネスはドイツ人の父アルフレートと結婚していたが、いとこのポーランド人ヤンと不倫を重ねていた。大人たちの醜い世界に嫌気がさしたオスカルは、階段から落ちることで自らの成長を止め、太鼓を叩きながら奇声を発することで周囲のガラスを破壊する能力を得る。ナチスの台頭が町を脅かす中、密会を重ねるアグネスはついにヤンの子どもを身ごもり、自殺。16歳を迎えるも幼い容姿のままのオスカルは、家にやってきた同じ年齢の使用人のマリアと性交を果たす。しかしマリアは父アルフレートの後妻におさまり息子を設ける。失意のオスカルは、かつて友情を育んだ小人症のサーカス団長ペプラの一座と一緒に、さすらいの旅に出る……。
時は1920年代、ところはポーランドで、ポーランド人、ドイツ人、ロシア人、ユダヤ人などが混在する港町ダンツィヒ(現グダニスク)。3歳の誕生日を迎えた少年オスカルは、母アグネスからブリキの太鼓を買い与えられる。アグネスはドイツ人の父アルフレートと結婚していたが、いとこのポーランド人ヤンと不倫を重ねていた。大人たちの醜い世界に嫌気がさしたオスカルは、階段から落ちることで自らの成長を止め、太鼓を叩きながら奇声を発することで周囲のガラスを破壊する能力を得る。ナチスの台頭が町を脅かす中、密会を重ねるアグネスはついにヤンの子どもを身ごもり、自殺。16歳を迎えるも幼い容姿のままのオスカルは、家にやってきた同じ年齢の使用人のマリアと性交を果たす。しかしマリアは父アルフレートの後妻におさまり息子を設ける。失意のオスカルは、かつて友情を育んだ小人症のサーカス団長ペプラの一座と一緒に、さすらいの旅に出る……。