STORY

アクソン・レイ(ミルコ・クロコップ)は独裁政権下の国家情報ネットワーク「SIN」に属す傭兵。コードネームは「スフィンクス」、政府に逆らうテロリスト制圧の任務を持つ暗殺者だ。
ある夜、国家主義団体指導者の暗殺命令を受け現場へと向かったアクソンは、そこに居たサリー(ルーサ・マダレヴィック)という女性をどうしても殺すことが出来なかった。全員抹殺のミッションを遂行できなかった彼は、上官ジェイナス(イゴール・ガロ)の取り計らいにより処刑は逃れたものの、組織の収容所へと送られる。
そこで彼を待ちうけたのは、組織が開発した特殊コンピューターによる『人格改造プログラム』。人格を操作することで組織への「服従」「忠誠」「自己犠牲」を再認識させるという恐ろしい実験だった。　
次々に現れる強敵との戦いを余儀なくされ、記憶までスキャンされるアクソン。記憶のなかには、かつて愛し合った女性、ニーナの姿があった。コンピューターは彼の弱点を「痛みに対する恐怖」と「昔の女への愛情」と診断、その2つを彼のなかから取り除く処置を施す。プログラムを終え、無敵の殺人マシーンと化したアクソン。しかしそこには、数々の陰謀と策略がうごめいていた。アクソンの孤独な戦いが今、始まる…。